ご挨拶

代表取締役 鬼頭ゆか

ご挨拶

代表取締役 鬼頭ゆか

代表取締役 鬼頭ゆか

代表取締役 鬼頭ゆか

日本建築学会
壷中の会
ソイルバック研究会
草月流いけばな師範 梶原花江出門下

ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
ハウジングアイチはおかげさまで、
令和2年に設立30周年の節目を迎えました。
建築会社を継ぐことなど夢にも思っていなかった私が
社長に就任して、早くも12年が経過したことになります。

かつての夢は假屋崎省吾さんのような華道家になることでした。
ですから東京の家元教室に通って
時折、父が経営する会社でアルバイトをしていました。
そこは、総合住宅展示場のなかの1店舗。
おしゃれをして出勤し、もっともらしく受付に花を活ける。

そんなある日のこと
父のデスクの上に一枚の絵がありました。
小さな子どもが描いた絵です。
おうちのまわりにお人形さんが三人。
おとうさん、おかあさん、きとうさん…。

「きとうさん おうちたててくれて ありがとう」
そう、書いてありました。

なぜか、涙がぼろぼろ ぼろぼろ溢れました。
訳も分からず涙がぼろぼろ、ぼろぼろ…。
私は初めて知りました。
「これが、父の仕事なのだ」

父の仕事は住宅関係と聞いていましたが、
ハウスメーカーでもなく、大工でもない、なんだか分からないままでした。
台風がくると慌ただしく出かけて、びしょ濡れで帰ってきます。
地震がくると夜中でも飛び起きて出かけていきます。

いつだって勉強していました。
建築雑誌を広げて、そのまま寝てしまっていることもありました。
家族旅行に行っても、父はお客さんのことばかり考えていて
幼心には父恋しさがありました。

あの瞬間、ようやく父の仕事を知りました。
父に、憧れました。
父が、目標になりました。
感動しました。

私はそれから建築の勉強を始め、建築士の資格を取得。
父のもとで約8年修行をしました。
父はあっという間に病気で亡くなって、
私は父から創業理念や経営方針について教わる暇がありませんでしたが、
たった一つ、心に残っている言葉があります。

「家は命を守る器だ」

何度も言いません。たった一度、聞いたきりです。
でも、私の心にじんと響きました。
それは父の生き様でしたから。

私たちハウジングアイチ は、「命を守る器」をつくっています。